001-04-01
★コンテンツ
・「会社紹介 ~第1回~namco」編 紹介
・雨後のタケノコのごとくリリースされた「インベーダー群」
・ギャラクシアン以前のナムコのカタログを一部紹介
・当時拾ったドットキャラの紹介
■ 画像 会社紹介 ナムコ編 1ページ目
丹波寛斎(以下 寛斎):ホテル相模湖ローヤル~♪
怪獣:ひでごんす(以下ゴンス):中国薬膳料理 天湖!
寛斎:相模湖ローヤルの廃墟、まだあるんですかねぇ…
さて会社紹介ナムコ編です。
「現在、最も面白く、オリジナリティの高いTVゲームを発売している会社は、ナムコと言っていいだろう」と断定から始まるのがイカしてますね。
ルート5は執筆にあたり何か参考にしてたんですかね?
ゴンス:各社から会社紹介資料を取り寄せていたと思う。特に参考文献はなくて、各社の取締役まで記憶していた3変人(発起人)オリジナルだったと思うんだけど。
ルート5の家に業界誌を持ち込んで、3人で読みふける。高校生なのに、マンガはそんなに読まなくて、各社の人事異動のページを読んで盛り上がるの巻。
寛斎:変人度を極めてた、みたいな(笑)
ゴンス:そうだね。あとは日経新聞や業界誌の記事から、業界の動向を仕入れたりもしてたな。当時ナムコがゼビウスを発売するという情報は日経から得たんだよね。定価も書いてあった。それを見て金沢のビッグキャロットまで自転車で行ってきた(爆)
■ 画像 ゼビウスカタログ
■ 画像 カタログから拾ったアンドアジェネシス ドット絵
■ 画像 上記を白黒にして、Tampa結成1周年記念号(1983年6月発行)に
掲載したもの。大判のグラフ用紙に定規で描き、A4横サイズに切り出して
原稿とした
寛斎:それ、たぶん私も同行してますね。1983年1月29日発売。この時期だと自転車は厳しいかもしれませんね。高校まで自転車で行ってましたが、学校から1年生(1982年)の冬に、成人の日(当時1月15日にFix)から1か月は雪がひどいので、1か月定期を買って汽車(通学列車区間はいまだに電化されず、ディーゼル列車が走ってます)で来てください
と言われてましたから。
ゴンス:だとすると、金沢まで電車だったかなぁ… ルート5の記事、改めて読み返すと、高校生が書いたにしてはボリュームあるよね。意外と文字が多くて読み応えあり。ビタミンAMはただ文字だけのページが多いのに、会社紹介はイラストが結構あって、レイアウトもちょっと変化つけてるし、ページ数多くていいですな。ギャラクシアンのドット絵はひろしがカタログの裏を見たりして書いたみたいだ。
寛斎:この後の会社ではページ数が更に多い所もありましたね。高校生執筆ながら、文面は批評になっている、と。イラストはひろしの手描き模写。絵心があるってうらやましいです。
ゴンス:文面はルート5の、イラストはひろしの才能 と言っときましょう。文面全般的に小僧のくせに偉そうですけどね。上から目線というか、業界に一石投じるつもりだったのでしょう。Tampaのコンセプトによるのかな(笑)
当時の東京訪問とかで各社訪問すると、会社訪問の記事はどこの会社にも好評で、まぁ当たり前だよね。「よく調べたよねえ」「よく知ってるねえ。怖いよ」とほめられました。
寛斎:相手は高校生ですが、自社のことが書かれてると単純にうれしかったんでしょうね。「このゲーム、ここがポイントで売れた」みたいなことも書いてるから、ただ「おもしろい」じゃない文章が作り手にウケたんでしょうね。
で、何度も書いてますが、私はギャラクシアンからゲーム入りしたので、類似インベーダーはあまり知らないんですよ。
ゴンス:まぁ、毎度おなじみの「ぶたまん」から、有名どころではサンリツのメロディーインベーダー(通称パート3)とか、それはもういろいろありましたよ。
スペースインベンション(森岡みまさんのコスミックインベンションとは無関係でしょう)、セガだとスペースアタック、インビンコ、任天堂だとスペースフィーバー、アイレムはIPMインベーダー、DECOのスペースファイター…
寛斎:yahooジオシティーズ消滅で見れなくなってしまった「ナツゲー化石館」さんとかにいっぱい出てましたね。インビンコは確認してみると、変わったキャラクターや動きをしてたんですね。ロータリーファイターDXってヤツは、そう書かれたコンパネが駄菓子屋筐体についてて、「そんなゲーム、あったんだ」なんて見てましたよ。
で、ルート5は「ギャラクシアン」を実質的にナムコのデビュー作と言ってますが、「インベーダー以降の当時のビデオゲームで」という意味でしょうね。ナムコはその前に「マッハ」とかのカーレースシミュレータ他いろいろ出してたし、
ブロックくずしの進化形として、「ジービー」「ボムビー」「キューティーQ」も出してますからね。
ボムビーとギャラクシアンはアップライトとテーブルで別カタログにしてますね。
■ 画像 ジービーカタログ
■ 画像 ボムビー カタログ
■ 画像 ナムコ ブロックゲームのドット絵
清書版と1000点バンパー、ボスコニアンとタンクバタリアンの爆発ほかの下書き
オールアバウトナムコ掲載写真等から自分で拾った可能性が高いが、
記憶がさだかではない
ゴンス:ルート5の「ナムコ」は、ギャラクシアン以降を指す と考えとけばいいんだろうな、たぶん。
寛斎:1982年当時というか、その数年後のマイコンベーシックマガジンのスーパーソフトマガジンから生まれたオールアバウトナムコとか、直近ではMr.ドットマンの全仕事前編で明らかになるジービーからボスコニアンあたりのナムコ仕事については、
当時の情報の流れからは把握し難く、ルート5がそう考えていたと思われるのも頷けると思いますね。業界誌とかで、それぞれの発売日ぐらいは把握できても、それが発売されるに至った経緯なんて、当時は知る由もないでしょうし。
■ 画像 ギャラクシアンアップライト筐体カタログ
ゴンス:そう、で、俺がホンモノだと思ってた「ムーンエイリアン」の本当のオリジナル(爆) ギャラクシアンですよ。
寛斎:ゲームスタート曲は、私が初めて聞いたゲームミュージックです! この曲から私のアーケードゲームライフの全てが始まった、と。
ゴンス:確かにギャラクシアンあたりからゲームは本格的にカラー(ドットごとに色がついた)になり、ピコピコとした音がちゃんとした音楽になっていった とは思うけど、俺たちは任天堂のスペースフィーバーとかで、すでにゲームミュージック的なモノは聞いてたから、
あんたほどの感動は無かったけどね、ギャラクシオープニング。
寛斎:まぁそこが「わかってる人」(発起人)と「知らないヤツ」(スタッフである私)の違いということですなぁ(笑)
ゴンス:会社紹介ではギャラクシアンからパックマン、ディグダグと飛ばして紹介してるんだよね。実は発起人3人ともにあまりパックマンはやってなかった気がする。まぁ、あまりにディグダグの衝撃が強すぎた、と。
寛斎:私はパックマン~パック&パルはやりまくりましたが… そのあたりの話や、ドット絵は第2位パックマンのときにでも。
ルート5は、よりオリジナリティが高いモノを紹介してる感じですかね。当時はまだギャラガの評価がそんなに高くなかったのか、私とゴンスはシューティングゲームが好きでしたが、ルート5はそんなでもなかったのか…
ギャラガには触れてないんですよね。「アルカノイド」や「ダライアス」で「パート2」制作をかたくなに拒んでいた氏の「こだわり」みたいなところから、ギャラクシアンの続編ともとれるギャラガは、ルート5の中ではあまり評価されてなかったんですかねぇ…
ということで、ルート5が触れていない物も含めたナムコのビデオゲームのうち、ラジアメのCMで流れていた「Best Hit of TVGames」でとりあげられた機種を順に紹介しましょう。
ナレーションが小林克也氏なんで、BEST HIT USAにひっかけてる感じですかね?
ゴンス:多分そうなんだろうな、時代的に。
寛斎:と思ってたんですが、カタログ画像を載せたら、結構なボリュームになりました。
ゴンス:ということで、また来週(笑)
コメント
コメント一覧 (8)
日経新聞も結構情報多いんですよね。ゼビウスの発売日情報は日経から得ていたということで流石最先端のTampa!
自分も今度国会図書館でチェックしておきます。
ドット拾いが素晴らしいです。
ナムコ特集号、未見なんですよね。こういう内容だったんですね。
今、リアルタイムでそれらの作品を作った、描いた方々と繋がってるのは不思議な感じです。
https://youtu.be/e-6Q2gXwZhM?t=163
最近、作業用BGMに『赤いフェアレディ殺人事件』のドラマを見ておりましたが高岡の懐かしい景色が!(90~91年頃かと思われます)
でもゲームセンターとか外観でも映ってないかと期待しましたが映ってませんでした。
もう暫くネット界隈はHPもblogもバシバシ消えていますからね。やはり最強は紙とか石か、と。
ナツゲー化石館さんは作品のチョイスが素晴らしかったです。
日本バーリーのキャプテンスタントマンのインストの左右で口調が違うとことか着目点が素晴らしかった。w
丹波寛斎
がしました
ひろしさん、ルート5さんの挨拶に万感の思いが・・・。
この後のご両人のタイトーでの快進撃は、正にビタミンAM紙上で培われたもので、Tampaで約束されていたものと言えますね!
寛斎さんが6号からメインスタッフに昇格し、表紙がそれでフリスキートムになったと!w
そして、ここで裏ゼビ本の名が出て来るのが因果ですねぇ。
ゲームの神が居るとしたら、最初から全てが約束されていたことのようですね。
自分の録音の最古は、家に親父の小さいテレコがあったので成瀬駅前(町田)にあったユニーのゲームコーナーで、テーブル筐体の脇のスピーカーで源平討魔伝の音楽を録っておりました。(87年ぐらいだと思います)
自分のHNの『ぜくう』の由来も同作で覚えた『色即是空』から取ったものであったります。w
丹波寛斎
がしました
1~4号は完全に未知の領域であり、今後の更新も楽しみです。
じっくり参りましょう!
6号の表紙の裏話を先に聞いてしまったわけですが最高すぎます。w
源平は最低限のルートとジャンプ中にジャンプボタン連打でジャンプの飛距離が伸ばせることを知れば凄い簡単なゲームなんですが、そこを知らないと結構厳しいかもしれません。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm6566298
大昔にニコ動に源平の大道芸プレイなんかも投稿してました!
本当はこの前(2005年)に源平の旧Verの基板で商業の方(DVD)で源平のスーパープレイ収録の話しがあって、収録したんですけど余りの四次元プレイで逆に没になってしまいました。
大体そっちもこの動画と同じことをやっていたので、先方が求めるスーパープレイとコチラが考えるスーパープレイの認識に溝があったかもしれません。
丹波寛斎
がしました